2012年8月23日木曜日

江戸時代の水道?!

こんにちは、乙女です。

私事で恐縮ですが、自宅から駅まで約2kmを歩いて通勤するのですが、最近は早朝から暑くて心底まいってしまいます・・・駅に着くと汗だくです(+_+)さらに、セミがうじゃうじゃいる並木道を通るのですが最強虫苦手人間にとってここを通り抜けるのに冷や汗をかくので暑さ倍増!!

秋が待ち遠しい次第ですね。


さて、昨日、事務所で「神田川」が話題に上がりました!水源は一体全体どこなのだ\(゜ロ\)(/ロ゜)/と。発端は、事務所のすぐ脇を通る神田川。

インターネットで検索すればすればすぐに出てきます。偉大なるwikipedia先生万歳♪
ですがこの答えを知っている方は多くはないのではと思います。

なので、神田川にまつわる話を江戸時代まで遡ってみましょう(゜∀゜)


【始まり始まり~】
■まず、上記の答えは井の頭池です。神田川の誕生はというと、秀忠公の時代の元和2年(1616)
 から神田山を切り開き開削し始めた時。元々「平川」と呼ばれていたそうな。

 これは江戸城の外堀の役割と神田上水を設けるために行われました。完成は万治3年(1660)。

 「神田川」の名前の由来は、神田山を切り開いてつくったため・神田を流れているためと言われて
 いるようですが、シンプル!!また、この開削作業を仙台藩が請け負っていたため「仙台堀」とも呼
 ばれたそう。

 今現在の皇居のお濠に平川濠という名前のものがあり、位置もばっちり神田川と合流していただ
 ろう場所にあります。

 そして隅田川(別名:大川)へ合流し、東京湾へ流れ出るわけです。

■上記で出てきた神田上水、江戸時代には大変に重宝され活用されていたものですがどんな役目
 だったかご存知でしょうか??

ヒント⇒生活必須物資。これがないと生きていけない!
 


                    ↓

正解⇒水道水☆ むしろ名前がかなりのヒントでしたね;苦笑

関口(文京区)において神田川に堰をつくって江戸市中へその流れを引きました。なので神田川は神田上水の下流部にあたるわけです。

さらにすごいのは、街路の下に木桶を張り巡らせこの上水を町中へ流していたということです!!
驚きました\(゜ロ\)(/ロ゜)/

外堀を越えさせる為に、御茶ノ水の少し上の位置で懸樋(水道橋)を利用して神田川(外堀)を越えたんですって!そして後にこの懸樋の隣にあった橋も水道橋と呼ばれるようになったと。
懸樋って、ローマでみられる水を流すための橋のようなものと同じ?!これに感動~

江戸の最初の上水が神田上水、次いで玉川上水の順番です。

※当時の堀:江戸城を中心にひらがなの「」の字の様に右回り螺旋状になっていた!

さらにさらに、当時でも水道使用料がかかったみたいです(>_<)武士は禄高・町人は間口によって決められていたなんて、制度もしっかり運用されてたんですねー!!徳川将軍に脱帽です。

さらに月日は経ち、昭和40年(1965)に旧神田上水を含めて「神田川」という名に統一されたようです。


ではここで・・・ 歌川広重『名所江戸百景 せき口上水端はせを庵椿やま』

 

何とも風情があります♡
 
これを読んでくださった方、これであなたも東京お江戸通かも♪♪

参考文献:江戸文化歴史検定公式テキスト『大江戸見聞録』 小学館 2012年

P.S. そうです、参考文献・・・来たる10月に江戸検定を受験しようと一念発起した乙女も勉強中なの 
   です(゜∀゜)合否をお楽しみに・・・

では。









2012年8月20日月曜日

神田の家の将来・・・

こんにちは!乙女です。

夏休み明けでまだ頭と体がなまっていますが、リフレッシュされて猛暑を乗り切れそうです(゜∀゜)

さてさて、テレビ東京で毎週日曜21:54放送開始の「ソロモン流」という番組ご存知でしょうか??

昨晩たまたまテレビを見ていたら幸運にもこの番組がやっていて、しかも【竹笹堂】さんの
摺師6代目である原田裕子さんが取り上げられていたんです!!!

なぜこんなに興奮気味かと申しますと、先月のブログにも書きました様に、乙女は祇園祭のときに
この竹笹堂さんの店舗のすぐ近くにいたのです。おそらく、撮影日も私がいた日です。
というのもテレビでインタビューされていた外国人の方と話したので覚えていました♪



この突き当りの角を右折すると


 竹笹堂さんへと続く道



それにしても木版画職人の原田さん、すごいですね~。
伝統を時代に合わせてアレンジして自分の物にしたまさに匠。

神田の家の将来を考えさせられました\(゜ロ\)(/ロ゜)/

神田の家も、伝統を継承しながらも時代に沿い多くの方々に認めれ
且つ海外と平和的につながる企画・運営をしていきたいと思います!

think think thinkですね~

なんだか、乙女の独り言の場みたいになってしまって恐縮です・・・(;_;)

2012年8月18日土曜日

江戸からくり人形展 in 深川江戸資料館


こんにちは!江戸紫です。
今日は、深川江戸資料館にお邪魔して参りました!

江戸時代末の深川佐賀町の町並みが実物大で再現されていて、
アカデミックな感じの江戸東京博物館と比べて
こちらの深川江戸資料館は当時の暮らしがより体感でき
小さい子供でも十分に楽しめるように感じました。



八百屋さんの内部。自由に入れるようになっています。


お!これは!


久松るすのお札!!

久松るすといえば、神田の家の玄関に貼っていたお札
8月3日放送のNHK教育『花鳥風月堂』で紹介していただきました!

神田の家には冬季限定で貼っていたのですが、
最近夏風邪をひいてしまい、貼ったままにしておけばよかったと後悔しています(泣)。



そして現在こちらの資料館では、「江戸からくり人形展」という特別展を開催中で、



江戸紫も小学生の子供たちに混じって
からくり人形の実演を見学させていただきました!

こちらのからくりは、箱の中身が変わる手品のからくり。
上の写真では持ち上げた箱の中にお餅が入っているのが
よく見るとお分かりいただけるかと思いますが、箱をかぶせて・・・


箱を開けると!
なんと桃に変わっています!


こちらは魚釣りのからくり人形。
揺れる釣り糸がうまく穴に入らないと成功しない、繊細微妙なからくりです。
ちなみに釣りをしている女性は神功皇后。八幡神のお一人ですね。


こちらの特別展は19日まで開催中で、
深川江戸資料館の入場料のみで見学することができます。
からくり好きの江戸紫にとって何時間でも見ていたい、そんな企画展でした。


江東区深川江戸資料館
〒135-0021 東京都江東区白河1-3-28
入場料 300円(高校生以上・個人の場合)

2012年8月13日月曜日

富岡八幡宮の水かけ祭り!


はい、どうも江戸紫です!
昨日はお江戸の八幡様、富岡八幡宮へ行って参りました!

本祭りは3年に一度ということですが去年は震災で中止になり、
今年は4年ぶりの本祭り。
11日から15日までいろんな行事があるのですが
昨日は神輿の渡御が行われました。


お参りをする為の行列。
大変な人の数です。



出店も沢山。
富岡八幡宮のお祭りは、江戸の三大祭の一つに数えられています。
他の二つは言うまでもなく、日枝山王の山王祭と
神田の家のお隣、神田明神の神田祭ですね。


12時半ごろ、神輿がやって来ました!


水かけ祭りの名の通り、
沿道にいる観衆から渡御する神輿に清めの水がかけられます。
水かけは誰でもできるそうで、
中には水鉄砲で水かけを行っている人もいたのですが
どうやったってこれは水鉄砲じゃないだろうという水しぶき↑。

どのようにかけているのか、人を掻き分け行ってみると・・・



深川消防団の方がホースでかけていました!



沿道に設けられた台の上からも
バケツでじゃばじゃばと水を浴びせていました。


足元は水だらけ。
水掛の瞬間は拍手喝采でした。


江戸紫は13時過ぎには昼食作りの為に帰宅してしまったのですが、
15時あたりに天皇陛下がいらしてたそうです。
ロンドン五輪銀メダリストも来てたみたいです。

どちらにも会えませんでした。



余談ですが、
一つ面白いな~と思ったのが、



纏なんですね!

2012年8月7日火曜日

日比谷図書館に神田の家紹介ブース!

大変ご無沙汰をしております、江戸紫です。

考えてみたら前回投稿したのは二ヶ月前、
季節が梅雨から夏へと変わってしまいました。
いやはや、毎日暑いですね。
江戸紫は合気道場に通っていますが、この時期は全身の毛穴から汗が吹き出します。
北の高気圧が日本に近づく度にこのまま秋になってくれと心から願ってやみません。


余談はこのくらいにいたしまして。
今回は、日比谷公園の中にある日比谷図書文化館さんにお邪魔しました!



カフェも併設されている、お洒落で綺麗な図書館です。

実は、先月下旬から日比谷図書文化館さん3階ブルーゾーンで
神田神保町、秋葉原エリアを紹介している展示スペースに
神田の家をご紹介いただいております!

入り口正面の階段で3階まで上ると、
右手にブルーゾーン、左手にグリーンゾーンが広がっています。


右手のブルーゾーンに進んで、


すぐ左側に展示ブースが広がっています。



ニコライ堂、神田明神、アテネフランセなどが紹介されている中に…



ありました!神田の家!




日本文化や江戸についての関連書籍がレイアウトされ、手に取って読めるようになっています。
 11月中旬まで展示頂ける予定です。

日比谷図書文化館
〒100-0012 千代田区日比谷公園1番4号
[開館時間]
月曜日〜金曜日/10:00〜22:00
土曜日/10:00〜19:00
日曜・祝日/10:00〜17:00
[休館日]
毎月第3月曜日、12月29日〜1月3日、特別整理期間



ちなみに・・・

今日は地下一階の大ホールで
追悼 新藤兼人監督を偲ぶ映画祭」を開催されていました。
江戸紫が昔巫女をしていた神社ではちょうどこの時期
行燈を境内に並べて点灯するお祭りをしているのですが、
新藤監督が奉納された行燈に
「今日はお祭りですがあなたがいらっしゃらないのでなんの風情もありません」
と書かれていたのがとても印象的だったのを覚えています。
そのフレーズが遺作となった「一枚のハガキ」に登場するハガキに
そのまま同じ言葉が書かれていたので、
この映画は絶対に見なくては!と思っていたのですが
未だに見られていません。。。

この映画祭は明日まで開催との事ですので
ぜひ足を運んでみてくださいね☆