2010年4月28日水曜日

こどもの日



神田の家に鯉のぼりがあがりました。

毎朝、近所の保育園の子どもたちが宮本公園へ散歩にきます。
みんなで大きな声で ”屋根より高い鯉のぼり~~~~”と歌いながら
とことこ歩いて来るのです。
かわいい、、、とってもかわいい。

今は街中で大きな鯉のぼりを立てている家はなかなかないですからね。
天気のいい日には、機嫌良く鯉のぼりが泳いでいますよ。

土間のほうには菖蒲を生け、”鎧かぶと”、”牛若丸のからくり人形”も展示しています。
この牛若丸は、八代目玉屋庄兵衛が作成したもので、
とても凛々しく美しいお顔立ちの人形です。
もちろんからくり人形なので、動きますよ。

男の子のお祝いにふさわしい、立派なしつらえになっていますので、
遊びにきてくださいね。


2010年4月16日金曜日

祝!一周年☆

月日の流れは早いもので…

神田の家も、気づけばオープンより1周年の節目を迎えることとなりました。


お越し頂いた方にはご案内の際にお話することがあるのですが…この家が府中から神田に里帰りするにあたって、神田の地域内のどの地に移築するかなかなか決まらず計画が進まない時期が長く続いていたそうです。

最終的に大手町寄りの地への移築が決まってようやく話しが進む…と思った直後に、現在の駿河台上、宮本公園へ変更になり、今に至るのだそうです。

移築工事をして下さった大工さんによると、

「家は、建つ場所を自分で決める」 …と職人さんたちの間に言い伝えられているのだとか。

神田の家の主は、神田明神の氏子総代さんを務めていました。(神田の家HP、「遠藤家と将門塚」参照)。
ここで働く一スタッフとしては、そんな背景のある家がお宮のすぐ隣、ここ宮本公園へ移築されることになったのはひとかたならぬご縁を感じずにはいられません。神田の家も、けなげにこの地を選んでやってきたのでしょうか。


「家を建てるときは一本の樹のように」 とは中村棟梁が竣工式の際に仰っていたお言葉。


ソフト面での活動という観点からも、まさに樹のようですね。
私たちの取り組みもこの地に深く根を張り、豊かに枝を伸ばして…お越し頂いた方たちの心の中に実りをつけられるよう、スタッフ一同さらに邁進してゆきたいと思います。

このブログを読んで下さっているコアな方々…今後ともどうぞ、ご指導ご鞭撻のほどお願いいたします!


鯉のぼりを揚げました!端午の節句ももうすぐですね。

2010年4月14日水曜日

鎌倉河岸を舞台としたNHK時代ドラマのご案内

この度、神田の家のもとあった地、「神田鎌倉町」を舞台とする時代劇ドラマが
NHKで放映されることになりました☆

その名も 「 まっつぐ ~鎌倉河岸捕物控~」 です!

http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/mtsg/

「まっすぐ」が江戸弁で「まっつぐ」となるんですね。はい。


鎌倉河岸にある長屋で育った男3人、マドンナ1人の織りなす青春ドラマなのだそうです。


出演する俳優さんたちも、皆それぞれ活躍しているフレッシュな面々から大御所さんまでなかなか奥行きのある顔ぶれ。これは楽しみにしなきゃ損というものでしょう~。

神田は鎌倉町とは… 現在の住居表示で「内神田1~3丁目」のあたりです。

江戸城築城の際に神奈川の鎌倉から材木屋さんなどが呼ばれてできたため、この町名になったという歴史があります。
ドラマのサブタイトルにある「鎌倉河岸」を内包していた町であり、その河岸にて全国から集められた建築資材をもって江戸の町の発展を支えてきたという歴史があります。

神田の家がまだ鎌倉町にあった昭和30年頃も、数軒先に通りから裏の川(日本橋川)にむけていわゆる「長屋」が残っていたそうです。江戸の匂いがほんの数十年前まで残っていたのですな。



木材などの荷揚げをしていた、鎌倉河岸

明治に入って町割りが変えられてしまい、今は「内神田」という地名ではありますが…
お祭りの町割りで「鎌倉町」は健在です!

ドラマの見どころには現代の社会が喪失している大切なものを描いた…「大人のファンタジー」という記載がありましたが…

まだまだここ神田の「下町魂」は不滅であります。
2年に1度のお祭りに支えられた町会の絆が生きている町。

今年は裏なので大々的なお祭りはありませんが、来る5月9日、平将門公が神田に祀られて700周年という節目に合わせてお神輿が出ます。氏子地域一〇八ヵ町、鎌倉町からも、担ぎ手が集います。



ちなみに、鎌倉町の頭はまさにいわゆる江戸弁です。

頭にかかればもちろん「まっつぐ」になると思います。

お話する機会があるときいつもわくわくしている奉公人1。

ドラマを見て…下町人情をファンタジーだけではなく、肌で感じたい!と思った方。そういう方はお祭りに触れるのが一番。


神田に住む、神田で働く…   
…というのはなかなか大変ですので、お祭りに参加してみたい方はまず神田で行きつけのお店をつくるところからはじめてみては!?

(老舗のお食事処から立ち飲みバーまで…なかなか楽しい町でございますよ!)

2010年4月11日日曜日

神田明神の屋上庭園が完成しました


「神田の家」の横、神田明神に屋上庭園が完成しました。
一階が駐車場で、二階が庭園になっています。
この庭園は単なる緑化だけでなく、神田明神の「鎮守の森」としての
環境も整えていくようです。
遊歩道があり、四季折々の花がたくさん咲くみたいですよ。
こちらも楽しみですね。

空中庭園から「神田の家」がよく見え、その眺めは下から見る角度とまた違う堂々とした風格、存在感が感じられます。
「神田の家」の二階、広間十畳からも庭園がベストポジションで見えます。
真正面すぎて、たまに庭園のお客様と目があったりするのが、
ちょっとハズカシイです。ふふふ。

庭園から「神田の家」を見て、来られるお客様も増えました。
「神田の家」をたくさんの方に知っていただく事が出来て、
私たち一同も喜んでいます。

2010年4月3日土曜日

春らんまん



四月です。
「神田の家」の周りにはたくさんの桜の木が満開に咲き誇っています。
神田明神の桜、宮本公園の桜。「神田の家」の土間や玄関にも桜を生けています。

そして、「神田の家」のシンボルとなる、しだれ桜もかわいく立派に咲いています。
今日のうららかな陽気で六分咲きくらいです。

この桜は、昨年神田の家を移築した際に庭に植えられたもので、
庭師さんからは今年は咲かないかもしれないと、言われていたのでした。
必ず咲いてほしいのでスタッフ一同で一生懸命、水と愛情を注いでいた桜なのです。
花が一つ咲いた時から、みんなで大喜びです。

ソメイヨシノより濃い目のピンクがかわいいしだれ桜を是非見に来て下さいね。