2009年11月28日土曜日

学問と芸術とグルメ…

庭の落葉もまばらになってまいりました。秋も終りですね。
はい。今日も「八の日」でございます。
前回の八の日に続き、今日もぽかぽか、暖かい日和となりました。
こういういい日は、神田の家もカメラ片手にお散歩にいらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
写真って、限られた枠に切り取ることで、はっとする発見があったりしますよね。
さてさて。私おせんは最近、かの大家、梅原猛氏の著書を読んでおります。
たまたま神田は神保町、古本屋さんで芸術新潮なる雑誌の梅原氏の特集を拝読してからファンになってしまったのです。
私はあまり難しいことは分からないので(汗)氏の世界観をいくばくかでも汲み取れないものかとエッセイから読み始めたのですが…
その中で、「写真」には“詩的”であるということと“季節感”という観点から、「俳句」と共通している、とのような文章がありました。

今のように、デジカメや携帯の写メールでパチパチと撮る時代はまだ先の時分に、写真というものは、日本人に向いている!(表現は違ったと思いますが)と書いていらっしゃいました。

なるほど、考えてみると、日本人といえば首からカメラをさげてとにかくパシャパシャとりまくる、というのが一昔前海外で持たれていた(もしかすると今も?)イメージでしたが…
それを千年以上も前の「万葉集」にあらわされるような、句の心につながるとは…!
目からうろこなのでした。
横浜からいらしたお客様から頂戴したお菓子☆
おせんも一句…  天高く 乙女も肥ゆる 秋の楽しみ(字余り!)
神田の家は家屋内は撮影禁止となっておりますが、お庭からは自由にお撮り頂けます。
皆さま、ご自慢のカメラ持参でどうぞお散歩にいらして下さい☆

2009年11月18日水曜日

正真正銘の「小春日和」

冷たい雨の日が続いていましたが…
今日は久々の晴れ間でしたね!



まさに「小春日和」という言葉がぴったりの日差しの中、今回の「八の日」を迎えることができました。





麗らかな日差しに…猫でなくとも日向ぼっこしたくなります!



小春日和というのは晩秋から冬にかけて、陽気の日のことを言うのだそうです。


季語としては冬のものですがここでいう冬は旧暦のこと。


となると現在私たちの使用している太陽暦では10月~12月のことですから、まさに今の季節は最中なわけです!




嬉しさのあまり、澄んだ空に向かって飛び立ちそうな千鳥!



神田の家のカエルたちも何やら家族会議をしているよう。



春眠暁を覚えずとは言いますが…



今回のこのカエルを動かしたのはうちのお茶目なスタッフの仕業ですが…


たまに、誰ともわからないイタズラが発生しているのです。


十五夜のお団子は翌朝2つ減っていたようだし、


今回展示した七五三の千歳飴も、1本足りなくなっていたような…


そう、お菓子ばかり減っているのです。



神田の家には基本的に貴重なものは置いておらず、事務所へ持ち返っています。


なので困るようなことではないのですが…



置いてあるものと言えば、座布団は減ったりなんかしないのに、お菓子は減る…


う~ん…やっぱり、あれですかね。









…座敷童??




なんて言って楽しんでいる奉公人1でした。

生垣にしている植木にもちっちゃな白い花が咲いて、それがとてもいい香りなものだから、

浮かれ気味なのでした。


ウバメカシ?この花の名前が分かる方、教えて下さい~